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格安SIMは月額料金が安いけど通信可能エリアって大丈夫?
格安SIMを検討中の方が一番気になるのは、通信可能エリアの問題と考えます。
毎月の月額料金は安いけれど、大手キャリアの通信サービスより通信サービス
の品質が低いのではないかと考えてしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、格安SIMの通信可能エリアは、大手キャリアより狭いということはなく、
全く同じエリアをカバーしているため、乗り換え後でも安心して通信サービスを利用する
ことが可能です。
では、何故大手キャリアと格安SIMを提供するMVNO(仮想移動体通信業者)の通信エリア
が同じなのか説明したいと思います。
何で格安SIMとキャリアの通信可能エリアが同じなの?
先ず、格安SIMの通信システムですが、
格安SIM業者(MVNO・仮想移動体通信業者)が
docomoやauから通信回線網を借り受けてサービスを展開しています。
大手キャリア自体は、余剰となっている通信回線網を低価格で
格安SIM業者(MVNO・仮想移動体通信業者)へ貸すことで収益を
得ることが出来るのです。
つまり、余剰となっている通信回線網を有効利用しているため、双方に利益が生まれ、
格安SIMという通信サービスが成り立っています。
そのため、大手キャリアが利用している電波周波数帯の一部を間借りしてサービスを提供
しているため、同じ通信可能エリアとなります。
格安SIMでdocomo回線網とau回線網では通信エリアが違う?
実は、格安SIMとまとめてしまった場合、格安SIM業者(MVNO・仮想移動体通信業者)の
利用する通信回線網によっては、今まで使っていたキャリアの通信エリアと比べて、
通信可能エリアが狭くなったり、広くなったりしてしまいます。
そこで契約する前に注意すべき重要なポイントとしては、
自分自身が現在利用しているキャリアで格安SIMを選ぶことです。
キャリアの中でもdocomo、au、Softbankで通信可能エリアは異なり、自分の利用実態に
合わない格安SIMを選んでしまうと通信エリア圏外となってしまうことがあります。
そのため、前のキャリアが、
★docomoやSoftbankの方はdocomo回線網を利用した格安SIM業者、
★auの方はau回線網を利用した格安SIM業者を選ぶのが重要です。
通信業者が使用する電波周波数には、得意・不得意がある!
そもそも、通信可能エリアの違いは利用する電波周波数帯にあり、
それぞれ特徴が異なります。
電波周波数とは、『波』をイメージすると解り易くなります。
・周波数が低い=大きな波で、波の回数は少ない。遠くまで届きデータを送れる量は少ない。
・周波数が高い=小さな波で、波の回数は多い。近くしか送れないがデータを送れる量は多い。
簡単な実験として、2人でロープを持ち、1人が縦に上下させると、より解り易くなります。
大きな上下運動でロープの波は高くなり、相手側に伝わるときの波の高さが変わり難いです。
一方、小刻みにロープを振動させると、相手側に波が伝わり難くなり、これが各キャリアの
通信可能エリアに影響しています。
実際、各キャリアのLTE回線では次の周波数帯を利用しています。
・docomo:700MHz、800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2GHz
・au :700MHz、800MHz、1.5GHz、2GHz
・Softbank:900MHz、1.7GHz、2GHz
各キャリアの3G回線で利用されている周波数は、次の通りです。
・docomo:800MHz、2GHz
・au :800MHz、2GHz
・Softbank:900MHz、1.5MHz、1.7MHz、2MHz、
使用周波数について詳しくは、こちらの総務省のHPの
このページにて解説されています。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000385478.pdf
MVNOが提供する格安SIMも同じ周波数を利用しているため、
周波数の低い電波が遠くまで届き、
周波数の低い電波は遠くまで届かない
ということになります。
しかし、
周波数が低い場合は波の回数が少なく、送受信できるデータ通信量にも制限があるため、
高い周波数のほうが高速データ通信に適しています。
このように、使用する周波数により、大体の通信可能エリアと、データの最高通信速度が
決まってくるわけなのです。
格安SIMの通信速度が遅いのは、通信可能エリアの問題?
格安SIMにありがちな通信速度の問題ですが、
通信可能エリアの問題が直接的な問題ではありません。
通信速度が遅くなるのは、そもそも、データ通信を管理するシステムの問題なのです。
大手キャリアは、通信回線を貸しますが、
システム自体は格安SIM業者(MVNO)へ提供していません。
そのため、格安SIMのデータ通信速度は、
MVNOが保有するデータ処理サーバーの能力に依存
することとなります。
よく、契約者が急増する場合、新規契約の申し込みを中止したり、サーバー能力強化の
案内が通知されるのはこのことが影響しています。
格安SIMで通信エリア範囲を広げる方法が出来るって知っていますか?
折角、格安SIMを利用するのであれば、通信可能エリアを広げたいと考える方に
おすすめな裏技的な方法があります。
それは、
デュアルSIM対応のSIMフリースマートフォンまたはWi-Fi端末を利用すること
です。
SIMフリースマートフォンには、docomo回線網およびau回線網に対応した端末が販売
されており、SIMカードの切り替えが可能になっています。
キャリアでの契約では、1回線あたり8,000円近い月額料金だったものが、格安SIMで
2,000円以下に抑えることも可能です。
同様の方法がWi-Fi端末でも可能であり、出張先や旅行先で通信エリア圏外になることが
少なくなるわけなのです。
実践するのにおすすめな格安SIMは、mineo(マイネオ)!その理由は?
実際におすすめする格安SIMとして、
mineoのDプランとAプランを併用することであり、
500MBのデータ容量ならau回線を主回線とし、docomo回線を予備回線とします。
この方法での月額料金は、Aプランが月額1,310円(税抜)、Dプランで月額700円(税抜)
となり合計2,010円(税抜)【2016年11月末現在】となります。
さらに、ここで複数回線を契約することで、1回線当たり50円の割引が適用され、
月額1,910円となります。
SMS機能もAプランで確保でき、通信エリア圏外となってもDプランの通信エリアを利用
すればLINEも問題無く利用出来ます。
また、IP電話の『LaLaCall』も3G回線でも利用できるため、通信可能エリアが広がった上、
音声通話機能も維持できます。
こうすることで、通信エリア可能エリアも広がりますし、
格安SIMの業者もmineoにすることで、複数回線割もうけられ、
回線同士でデータ通信容量を受け渡せますので、とてもおすすめできます。
格安SIM業者のmineo(マイネオ)について、詳しくはこちら
★mineo格安SIMはAUが使えおすすめ!料金や注意点,評判口コミ等